浴室の手すりは後付けできる?設置の注意点と選び方を解説
浴室での安全確保は、日々の快適な生活を送る上で欠かせない要素です。 特に、加齢や身体状況の変化に伴い、浴室での転倒リスクに不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、既存の浴室でも、工夫次第で安全性を高めることは可能です。 手軽に設置できる手すりを取り入れることで、浴室での動作が格段に楽になり、安心感が増すでしょう。 今回は、後付けできる浴室手すりについて、その可能性や注意点、選び方までを解説します。
浴室手すりは後付けできるか
後付け可能な浴室手すりがある
現在お使いの浴室に、後から手すりを取り付けることは可能です。 多くの住宅設備メーカーや福祉用品メーカーから、既存の浴室環境に対応した後付け用の手すりが販売されています。 通販サイトやホームセンターなどでも入手でき、手すり本体に加えて取り付け用の金具や補強部材などがセットになっている製品もあります。 設置方法は製品によって異なり、壁に固定して取り付けるタイプのほか、工具を使わず設置できる簡易タイプなどもあります。 浴室の構造や使用する人の状況に合わせて選ぶことが重要です。 また、専門業者に工事を依頼することもでき、自宅の浴室の構造や壁の強度に合わせて適切な製品を提案してもらうことも可能です。ユニットバスへの後付けも可能
戸建てやマンションに多く採用されているユニットバスにも、手すりを後付けできる場合があります。 ユニットバスの壁パネルは構造が一般的な壁と異なるため、設置できる場所や固定方法に注意が必要ですが、ユニットバス用に設計された手すり製品も販売されています。 壁パネルに下地がある位置に固定するタイプのほか、浴槽の縁を挟み込む形で設置する入浴補助用の手すりなど、用途に応じた製品があります。 浴室の構造や使用状況によって適した設置方法は異なるため、不安がある場合はメーカーや専門業者に確認することが大切です。様々な種類の浴室手すりが後付けできる
後付けできる浴室手すりには、形状や用途に応じてさまざまな種類があります。 浴室での立ち座りを補助するための縦方向の「I型」、壁沿いの移動を支える「L型」や横型の手すりなど、設置場所や使用目的に応じて選ぶことができます。 また、握りやすさを考慮した太さや滑りにくい表面加工が施されたもの、浴室の雰囲気に合わせたデザイン性の高いものなど、機能面や見た目の選択肢も広がっています。 製品によっては長さのバリエーションやオーダー対応が用意されている場合もあり、浴室の広さや動線に合わせた設置が可能です。
後付け浴室手すり設置の注意点
設置場所や壁の強度を確認する
浴室手すりを後付けする際には、設置場所の安全性を十分に確認することが重要です。 手すりは体重を支える補助器具として使用されるため、壁や床の強度、下地の構造が適切である必要があります。 特にタイル壁や石膏ボードの壁では、下地がない部分に直接取り付けると十分な強度が確保できない場合があります。 必要に応じて補強板を使用したり、下地のある位置に取り付けたりするなどの対応が求められます。 専門業者に依頼する場合は、事前に現場調査を行い、設置可能な位置や安全な固定方法について確認してもらうと安心です。工事や専門業者が必要な場合がある
手すりの種類によっては、壁に穴を開けてネジで固定する工事が必要になることがあります。 簡易的な手すりの中にはDIYで設置できるものもありますが、安全性を重視する場合は専門業者による施工を検討することも大切です。 専門業者に依頼すれば、浴室の構造や使用する人の身体状況に合わせて適切な位置に設置してもらうことができます。 製品によっては、手すり本体と取り付け工事がセットで提供されているケースもあります。介護保険適用の可否を確認する
浴室手すりの設置は、条件を満たす場合に介護保険制度の「住宅改修費」の対象となることがあります。 ただし、この制度を利用できるのは、要支援または要介護の認定を受けている人に限られます。 また、工事を行う前に市区町村へ事前申請を行い、改修内容の確認を受ける必要があります。 住宅改修として認められるのは、壁などに固定して設置する手すりが基本とされています。 原則として取り外し可能な簡易手すりは住宅改修の対象にならない場合があります。 なお、浴槽の縁を挟み込むタイプの手すりなどは、住宅改修ではなく「入浴補助用具」として福祉用具販売の対象となるケースがあります。 制度の区分や対象は自治体によって運用が異なる場合もあるため、利用を検討する際は事前に市区町村の介護保険窓口やケアマネジャーに相談することが重要です。





