子供部屋に間仕切り壁を後付けする際の確認点

お子様の成長に伴い、兄弟姉妹で共有していた部屋を、それぞれが落ち着いて勉強や着替え、就寝を行える個室に分けたいと考えるご家庭もあるでしょう。
既存の子供部屋に間仕切り壁を後付けすれば、増築をせずに部屋を分けられます。
ただし、壁を立てる位置だけで決めると、片方の部屋に窓やエアコンがない、スイッチが使いにくい、家具を置けないといった問題が生じかねません。
そこで今回は、子供部屋へ間仕切り壁を後付けする前の確認点と、完成後に使いやすい壁のつくり方を施工事例とともにご説明します。

子供部屋に間仕切り壁を後付けできる?

間仕切り壁を後付けできるかどうかは、部屋の広さだけでは判断できません。
二つに分けたあとの各室で、出入り、採光、換気、冷暖房、照明などを無理なく使えることが大切です。
まずは新しい壁を設けた状態を図面に落とし込み、生活に必要な設備が左右それぞれにそろうか確認します。

窓・ドア・空調の位置を確かめる

部屋を分けたあとも、それぞれの個室に出入りできるドアが必要です。
一方の空間がもう一方の空間を通らなければ廊下へ出られない配置では、生活時間が異なると使いにくくなります。
新築時に将来の分割を見込んでドアが二つ設けられていれば、その間を基準に壁の位置を検討できます。

窓の位置や大きさも確認します。
壁を設けた結果、片方だけが暗くなったり、換気しにくくなったりしないよう、既存の窓をどちらの部屋にも割り振れるかを見ます。
エアコンが一台だけの場合は、壁を立てると冷気や暖気が隣室へ届きにくくなるため、各室への設置が可能か、室外機や配管をどこへ通せるかも事前に調べます。

スイッチとコンセントを確認する

照明のスイッチが一か所しかないと、分割後の片方の部屋では廊下側から照明を操作できないことがあります。
照明器具とスイッチの組み合わせを確認し、必要に応じて配線を分けます。
壁をつくる前であれば、新しい配線を壁の内部に納めやすく、仕上がりもすっきりします。

コンセントは、机、ベッド、照明、充電器などを置く位置から考えます。
数だけでなく、家具に隠れず手が届く高さと場所にあるかが重要です。
インターネットを有線で使う予定がある場合や、将来テレビを置く可能性がある場合は、通信端子やアンテナ端子についても合わせて検討します。

天井と床の納まりを調べる

間仕切り壁は、天井や床の下地へ適切に固定できる位置に設けます。
天井裏の下地の向きや、床材の種類、床下設備の有無によって施工方法が変わるため、見える範囲だけで位置を決めないことが大切です。
将来壁を取り外す可能性がある場合も、床や天井にどの程度跡が残るかを確認しておきます。

既存の幅木や天井の廻り縁は、新しい壁の位置で一度取り外し、納まりに合わせて加工することがあります。
壁と床・天井の接点に不自然な隙間を残さず、左右の部屋から見たときに既存部分となじむよう仕上げます。

完成後に困らない壁はどうつくるのか

新しい壁は、空間を二つに区切るだけでなく、子供がそれぞれの部屋で過ごす時間を支えるものです。
現在の家具配置に加え、成長後の使い方や将来の模様替えまで考えて仕様を決めると、つくり直しを避けやすくなります。

生活音と家族の動線に配慮する

一般的な間仕切り壁は、柱となる下地の両側へボードを張ってつくりますが、それだけで会話や音楽などの生活音を完全に遮れるわけではありません。
音が気になる場合は、壁の内部へ吸音材を入れる、ボードの構成を見直すなど、求める静かさに応じた方法を検討します。
ドアの隙間や換気口からも音は伝わるため、壁だけでなく部屋全体で考える必要があります。

壁の位置は、ドアを開けたときの通路や収納扉の動きも左右します。
ベッドや机を置いても移動しやすい幅が残るか、窓やクローゼットを無理なく使えるかを確認します。
片方だけが極端に狭くならないよう、子供の希望も聞きながら分け方を決めることが大切です。

棚を付ける場所へ下地を入れる

完成後の壁に棚、フック、テレビなどを取り付ける可能性がある場合は、あらかじめ固定する位置へ下地を入れます。
壁を仕上げたあとでは内部の位置を確認しにくいため、取り付けたい物のおおよその大きさと高さを工事前に決めておくと安心です。

下地の範囲は、将来のレイアウト変更も考えて少し広めに設ける方法があります。
ただし、取り付ける物の重さや金具の種類によって必要な補強は異なります。
重い物を固定したい場合は、用途を施工担当者へ伝え、壁の構造に合う下地を計画します。

壁紙で部屋ごとの印象を整える

新しい壁には、既存の壁に近い色の壁紙を張ると、もとからあった壁のようになじみます。
一方、子供が選んだ色や柄を片面だけに使えば、それぞれの好みを反映したアクセントウォールにできます。
新しい壁の両面で別の壁紙を選べるため、同じ間取りでも部屋ごとの印象を変えられます。

既存の壁紙は年数とともに色が変化している場合があり、同じ品番を選んでも新しい壁との差が見えることがあります。
仕上がりをそろえたい場合は、壁の一面単位や部屋全体で張り替える範囲を検討します。
サンプルは小さく見たときと壁面に張ったときで印象が異なるため、室内の明るさの下で確認しましょう。

東大阪市で子供部屋を分けた事例

既存設計とベニヤ下地を生かした間仕切り

▶︎ 既存設計とベニヤ下地を生かした間仕切り

東大阪市の戸建て住宅では、お子様の成長に合わせ、既存の洋室へ間仕切り壁を設けて個室をつくりました。
もともと将来の間仕切りを想定した設計だったため、コンセントやスイッチの位置に問題がなく、その計画を生かして施工できました。

新しい壁には棚などを固定する可能性を考え、下地をボードではなくベニヤ板にしています。
仕上げの壁紙はサンプルを取り寄せ、ご家族でアクセントになる柄を選んでいただきました。
工事費用は大工工事と内装工事を含めて13万円、工期は3日で、建物の築年数は11〜15年です。

間仕切りを想定していない部屋では、ドアや電気設備の追加が必要になり、同じ広さでも工事内容は変わります。
ライフテックでは、現在の部屋と設備を確認し、分割後の使い方に合う壁の位置や下地、内装をご提案します。
門真市・守口市周辺で子供部屋の分け方にお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

まとめ

子供部屋に間仕切り壁を後付けする際は、窓・ドア・空調・電気設備を左右の部屋で使えるか確認し、天井と床へ適切に固定できる位置を選ぶことが大切です。
生活音や動線、棚の取り付け、壁紙まで工事前に決めておくと、成長後も使いやすい個室になります。
お子様の成長に合わせて部屋を分けたい方は、現在の間取りとご希望をライフテックへお聞かせください。

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